EU 4/15からの報復関税の発動を90日間保留 交渉に期待

欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会のフォンデアライエン委員長は4月10日の声明で、トランプ米大統領が相互関税の上乗せ部分を一時停止したのに合わせ、15日に予定していた報復関税の発動を90日間保留すると明らかにした。フォンデアライエン氏は「交渉にかけてみたい」と期待感を示す一方、「交渉が満足いくものでなければ、対抗措置を発動する」としている。
EU加盟国は9日、トランプ米政権の鉄鋼・アルミニウム製品への追加関税への対抗策として、209億ユーロ(約3.3兆円)の米国からの輸入品に報復関税を課し、15日から適用する予定だった。