大阪市が進めていた豊臣秀吉時代に築かれた石垣を展示する「大阪城 豊臣石垣館」(所在地:大阪市中央区)の完成セレモニーが3月15日、同館で行われた。オープンは4月1日で、大小様々な自然石を積み上げる”野面積み”の技法を間近で見ることができる。
同館は地上1階、地下1階(延べ786㎡)。展示される石垣は高さ約4.5mで、1615年の大坂夏の陣後、勝者の徳川幕府が豊臣氏の痕跡を消すため地中に埋め、1984年の発掘調査で見つかったもの。
この事業費は約16.7億円で、うち5億円は企業や個人から募る「太閤なにわの夢募金」を充てる。同募金では2月末時点で4.7億円集まっている。