連合は3月14日、2025年春闘の第1回集計結果を発表した。基本給を底上げするベースアップと定期昇給を合わせた平均賃上げ率(回答数760労働組合、加重平均)は、前年同期比0.18ポイント増の5.46%だった。とくに組合員数300人未満の中小組合(351労組)では0.67ポイント増の5.09%となり、1992年以来33年ぶりに5%を超える高水準となった。
2025年春闘で連合は、賃上げ率を全体で5%以上、中小で6%以上とする目標を掲げている。働き手の約7割を超える中小企業と、大手企業の格差是正を狙いとしている。