西山女流三冠 女性初のプロ棋士ならず 編入最終戦で敗れる

大阪狭山市出身の将棋の女流棋士、西山朋佳女流三冠(29)は、プロ棋士入りを懸け、大阪・高槻市の関西将棋会館で1月22日午前10時から行われた「編入試験」(ここまで2勝2敗)の最終戦、第5局に臨んだが、試験官の柵木幹太四段(26)に敗れ、今回の試験でのプロ入りはならなかった。西山女流三冠は、得意とする飛車を横に動かす”振り飛車”の戦法を、柵木四段の慎重な指し回しで封じられ、持ち味を発揮できなかった。