京都市が2024年6月から、オーバーツーリズム対策として導入した京都駅と人気観光地を結ぶ「観光特急バス」について、運行開始から半年間の検証結果がまとまった。
観光特急バスは土日と祝日などに運行しているが、乗客は1日平均2,300人余でおよそ半数が外国人だった。観光バスと同ルートを通る、市民の利用が多い通常の路線バスについては、混雑の緩和や運行と要する時間の短縮など一定効果がみられた。
ただ、紅葉シーズンには清水寺近くの停留所で50人以上が並ぶ時間帯があったほか、観光地から京都駅に戻る”帰り”の利用が、”行き”の4分の1程度に留まるなど、運行の規模や活用方法に課題も残るとしている。