大本命馬ドウデュースの直前での出走取消で混戦模様となった競馬・第69回有馬記念(2500m芝、G1,15頭出走)は12月22日、千葉県船橋市の中山競馬場で行われ、5番人気のレガレイラ(戸崎圭太騎乗)が10番人気のダービー馬、シャフリヤールとのゴール前の競り合いを鼻差制し、2分31秒8で2度目のG1を制覇した。1着賞金5億円を獲得した。3歳牝馬の優勝は1960年のスターロッチ以来、64年ぶり2頭目の快挙。
レガレイラは、クラシックレースでは3歳牝馬路線(桜花賞、オークス、秋華賞)ではなく、皐月賞、日本ダービー、菊花賞の牡馬との対決路線を選んだ。陣営がそれだけの実力がある”器”と見込んだ。果敢な挑戦の好結果は出なかったが、年長のG1馬が顔を揃えた今年の最終戦で、実力を証明してみせた。戸崎騎手、木村哲也調教師(美浦)はともに有馬記念2勝目。
最内枠から逃げたダノンデサイルが3着。1番人気に支持されたアーバンシックは6着に終わった。