米国のオースティン国防長官は10月23日、訪問先のローマで記者団に、ロシア軍への北朝鮮部隊派遣について「ロシアに北朝鮮軍がいるという証拠がある」と明言した。
ただ、同氏は「北朝鮮軍が具体的に何をしているのかは、まだ分からない。解明する必要がある」と述べ、動きを注視する考えを示した。そのうえで「ロシアの代理として戦争に参加することであれば、非常に深刻な問題だ。欧州だけでなく、インド太平洋地域にも影響を及ぼすだろう」と警告した。
米政府はこれまで独自の分析が必要だとしてきたが、今回初めて公式に北朝鮮軍のロシア派遣を認めた。