厚労省 食品ロス削減へ 食べ残しの持ち帰りガイドライン案

厚生労働省は10月16日、食品ロスを減らすための検討会で、飲食店などで食べ残した料理を衛生的に持ち帰るためのガイドライン案を公表した。料理の持ち帰りはどうしても食べきれない場合に、基本的に消費者が自己責任で行うものとしたうえで、①使い捨て手袋を使ったり、手指を消毒したりして、衛生的に詰め替えを行うこと②水分はできるだけ切り、温度管理がしやすい容器に小分けすること③箸をつけた料理は原則、持ち帰った後に、本人が食べることーなどを求めている。
食品ロスは2022年度に472万トンに上ると推計され、このうち半分の236トンは外食での食べ残しや商品の売れ残りなど”事業系”の分野で廃棄されている。