東京都の梅毒感染者数 過去最多の昨年に迫るペースで増加

東京都によると、梅毒の感染者数が9月8日までの1週間で69人増え、今年の累計は2,549人となり、過去最多の3,701人を記録した昨年に迫るペースで増えている。梅毒感染者は、男性は20代から50代、女性は20代で多く、都は出会いの多様化で不特定多数の人との性的接触の機会が増えていることや、感染しても気付かず、いつの間にか感染が広がっていることなど要因とみている。
梅毒は主に性交渉で感染する細菌性の感染症で、薬で治療できるが、放置すると重大な症状を引き起こすこともあり、妊婦から胎児に母子感染する「先天梅毒」につながることもある。