ペルーのフジモリ元大統領死去 86歳 人質解放に尽力

南米ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領が9月11日、死去した。86歳だった。長女のケイコ氏が同日、X(旧ツイッター)への投稿で明らかにした。フジモリ氏は熊本県出身の日本移民の子として首都リマで生まれた。1990年の大統領選挙では、当初は泡沫候補に過ぎなかったが、「誠実・勤勉・技術」を合言葉に支持を広げ、決選投票の末、選出された。
1996年に起きた日本大使館公邸の人質事件では、テロに屈することなく、人質解放に尽力した。一方で在任中、人権侵害で有罪判決を受け服役した。