東電 デブリ採取準備を中断 回収装置の配置ミス 福島原発

東京電力は8月22日、2011年3月の福島第1原発事故後初となる溶融燃料(デブリ)の取り出しに向けた準備作業を中断した。東電によると、釣り竿型の回収装置を押し込む伸縮タイプの配置ミスが見つかったためで、作業に再開時期は23日以降になる見通し。
デブリ採取は廃炉工程の最難関とされ、今回は2週間程度かけて試験的に数グラムを採取する計画だった。廃炉完了の目標は2051年。