23年度実質GDP1.2%増 3年連続でプラス, 個人消費0.6%減

内閣府が5月16日発表した2023年度の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質の成長率が前年度比で1.2%増だった。3年連続のプラス成長となった。実質GDPの実額は558兆円と2018年度以来、5年ぶりに過去最高を更新した。
項目別でみると設備投資が0.4%増えたほか、輸出も3.0%伸びた。個人消費は0.6%減った。円安や原油高などを背景とした物価上昇に、賃金の伸びが追いつかず振るわなかった。住宅投資は0.6%増、公共投資は4.1%増だった。