内閣府が5月16日発表した2024年1〜3月国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた、2023年10〜12月と比べた実質の伸び率が年率に換算してマイナス2.0となった。GDPがマイナスになるのは2四半期ぶり。
GDPの半分以上を占める個人消費はマイナス0.7%で、4四半期連続のマイナスだった。4四半期連続の減少はリーマン・ショックに見舞われた2009年1〜3月以来で、15年ぶりとなる。輸出はマイナス5.0%、企業の設備投資もマイナス0.8%だった。一方、政府による公共投資はプラス3.1%、住宅投資はマイナス2.5%となった。