台湾の消防当局は日本時間の4月4日午後5時40分時点で、台湾東部沖で3日発生した大規模地震で10人の死亡と1,067人の負傷者を確認したと発表した。また38人と連絡がつかなくなっているという。このほか、道路の寸断などで孤立し救助を待っている人が660人に上っている。台湾の気象当局によると、4日朝までに花蓮県など震源の近くを中心に300回以上の余震があったという。
日本の気象庁は今回の地震の規模をマグニチュード(M)7.7と推定した。1999年に発生し2,000人超の死者が出た「921地震」を上回り、過去25年間で最大の規模となった。