中国国家統計局が3月31日発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8だった。前月より1.7ポイント高くなり、6カ月ぶりに好調・不調の境目の50を上回った。2月の春節(旧正月)休暇後、3月にかけて工場の稼働率が高まり、生産活動が正常化したとみられる。
深刻な不動産不況を受け、同国では経済活動が減速。PMIは2023年9月を除けば、同年4月から50割れが続いていた。久しぶりにようやく50超えとなったものの、この景況感が持続的に改善していくかは見通せないとの見方が支配的だ。PMIは製造業3,200社が対象。