帝国データバンク大阪支社のまとめによると、近畿2府4県の2023年度上半期(4〜9月)の倒産件数は、前年同期比31%増の1,033件に上った。上半期での1,000件超えは3年ぶり。新型コロナウイルス禍を受けて講じられていた公的支援や金融支援で抑えられていた倒産件数が、支援打ち切りで一気に増えた。
負債総額は6.7倍の7,434億9,700万円だった。業種別では建設業、運輸業、サービス業を中心に倒産が増えた。帝国データバンクでは、予想を上回るペースで倒産が増えており、2023年度通期の倒産件数は2,000件を超え、コロナ前の水準に戻るとみている。