7月実質賃金2.5%減 16カ月連続マイナス 物価高に賃金追い付かず

厚生労働省が9月8日発表した7月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、1人当たりの賃金は物価高を考慮した実質で前年同月比2.5%減少した。マイナスは16カ月連続。物価高に賃金の伸びが追い付かず、減少幅は6月の1.6%から拡大した。1人当たりの現金給与総額は前年同月比1.3%増の38万656円だった。この内ボーナスなど特別に支払われた給与は0.6%増の10万8,536円だった。