中国税関当局がまとめた7月の貿易統計によると、同国の7月輸出額は前年同月比14.5%減の2,817億ドル(約40兆円)となった。これはコロナが中国経済を直撃した2020年2月(前年同月比40.6%減)以来、3年5カ月ぶりの大幅なマイナス。前年同月を下回るのは3カ月連続。
主要貿易相手国の米国、欧州連合(EU)、東南アジア向けの輸出が、いずれも20%以上減少したことが主要因。品目別ではパソコンや衣服などが大きく減少した。7月の輸入額も前年同月比12.4%減少した。国内の需要の回復が力強さを欠いている状況を反映した。