日本人の生産年齢人口は59.03% 重い働き手・担い手不足

総務省の住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、日本人全体に占める15〜64歳の生産年齢人口の割合は59.03%だった。6割に満たない状況だ。日本経済の持続的な成長には、国としての労働力確保が欠かせない。
少子高齢化社会の進行に伴い働き手、担い手不足が指摘されて久しい。企業における定年年齢の引き上げ、定年後の再雇用制度の採用、外国人人材の積極的な導入など、様々な方向から働き手、人手不足対策が講じられているが解消には程遠く、いまや人手不足が倒産の大きな要因の一つとさえなっている。容易には解消できない重い課題だが、避けては通れず喫緊の課題だ。