IMF 23〜24年3%の低成長予測 高インフレ・金融が下押し圧力

国際通貨基金(IMF)が四半期ごとに公表している経済成長予測によると、世界経済は2023〜2024年を通して3.0%の低い成長にとどまる。高インフレや金融引き締めの長期化が下押し圧力となる懸念が強いとみている。2021年に6.3%に達した新型コロナウイルス禍後の急回復を経て、一段の成長を予想する向きもあったが、この間のロシアによるウクライナ侵攻を機に、現実には世界経済は徐々に推進力を失いつつある。