不動産経済研究所のまとめによると、3月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築分譲マンションの平均価格は、前年同月の2.2倍の1戸あたり1億4,360万円となった。単月の平均価格が1億円を超えるのは統計を取り始めた1973年以来初めてという。初月契約率は79.5%。前月比で6.2ポイント、前年同月比で4.3ポイントそれぞれアップした。70%台となるのは2カ月連続。発売戸数は前年同月比2.1%減の2,439戸。
高騰の要因は、東京・港区で山手線などの駅直結の物件で、1戸あたりの平均価格が2億円超えのマンションや、中には4億円を超えるマンションなどの高額物件の発売が相次いだため。その結果、東京23区の平均価格は2億1,750万円と前年同月のおよそ2.7倍に上昇した。このほか、神奈川県は5.4%上昇し5,865万円、千葉県は5.5%上昇し4,908万円、埼玉県は19.4%下落し4,804万円となった。