厚生労働省が12月27日発表した11月の有効求人倍率は季節調整値で1.35倍と前月から横ばいだった。一方、総務省が同日発表した11月の完全失業率は2.5%と前月比で0.1ポイント下がった。
景気の先行指標となる新規求人倍率は2.42倍と0.09ポイント上昇し、新型コロナウイルス禍前の2019年8月以来の高水準となった。訪日外国人の増加に伴い、宿泊・飲食サービスを中心に求人が増え、新規求人数は前年同月比8.7%増の86万5,294人となった。
完全失業者数は前月比で5万人減少して173万人となった。