首相官邸で12月8日、国内投資の拡大に向けた官民の意見交換会が開かれた。経済界から経団連の十倉雅和会長、日本商工会議所の小林健会頭、経済同友会の櫻田謙悟代表幹事などが出席。政府側から岸田文雄首相はじめ後藤茂之経済・財政・再生相、西村康稔経済産業相らが出席した。
この中で政府は、先端半導体の国内生産に向けた投資支援を柱に約7兆円を投じることを表明。経団連は脱炭素化やDX(デジタルトランスフォーメーション)分野で税制支援など政府の後押しが継続すれば、国内向けの研究開発を含めた名目の設備投資額が2027年度に100兆円に達すると予測。2021年度の86兆円から2割増えるとする試算を示した。