塩野義 コロナ治療薬 最終治験で症状改善効果

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は9月28日、開発中の新型コロナウイルス治療薬について、最終段階にあたる臨床試験(治験)の結果を発表した。変異型「オミクロン株」に特徴的な鼻水、鼻づまりや呼吸器症状、発熱など5症状が消えるまでの時間が、プラセボ(偽薬)に比べ約24時間短かった。今回の結果を受け、同社は早期の実用化を目指す。