ウクライナ侵攻に抗議するロシア人の若者やIT技術者、独立系メディアに携わっていた人らが、次々と祖国ロシアから脱出している。中でも黒海近くの内陸国アルメニアには毎日最大で6,000人ほどのロシア人が入国する。このほか、ジョージア、トルコ、イスラエル、カザフスタンにも大勢のロシア人が移住。これらの地域はロシア人がパスポートなしで入国・滞在が可能だからだ。
2月24日のウクライナ侵攻開始後、2カ月弱の期間に10万人を超える人々がロシアを脱出したとみられる。このうちの多くは専門職の若者たちで「頭脳流出」も進んでいる。