ロシア政府は3月7日、プーチン大統領が5日に署名した大統領令に基づき日本、米国、英国、欧州連合(EU)全加盟国など48カ国・地域を「非友好国・地域」に指定した。ウクライナ侵攻したロシアに対する制裁措置への対抗措置で、非友好国の債権者、自国通貨ルーブルでの債務返済を受け入れるよう迫る内容。ロシアは日米欧の経済制裁で外貨準備の使用が制限されており、デフォルト(債務不履行)を回避するのが狙い。
松野官房長官は8日、ロシアが日本を非友好国に指定したことについて、7日に外交ルートでロシアに抗議したことを明らかにした。