総務省消防庁は2月23日、救急車が到着後も搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が14~20日の1週間に全国52の消防で計6,064件に上ったと発表した。前週(7~13日)から324件(6%)増え、6週連続で過去最多を更新した。第5波のピーク時、2021年8月第2週の3,361件を大きく上回り、初めて6,000件を超えた。
オミクロン株による「第6波」の影響で病床や医療人材がひっ迫したうえ、気温の低い日が続き、高齢者が急劇な血圧変化に伴う”ヒートショック”などを起こしやすい状況が重なった影響。