21年中国出生数1,062万人 5年連続減少 1949年の建国以来最少

中国国家統計局は1月17日、2021年の出生数は、前年比138万人減の1,062万人だったと発表した。5年連続の減少で、1949年の建国以来最少となったとみられる。ただ、出生数が死亡者数を上回ったため、2021年末の人口は14億1,260万人でわずかに増えた。
中国政府は昨年、中長期的な視点で労働者人口の減少を憂慮。すべての夫婦に3人目の出産を認め、奨励したが、養育・教育費の高さなどから出産・子育てをためらう夫婦が多く、効果を上げることは難しいとの見方が多い。1980年ごろから続いた「一人っ子政策」から政策転換し、2人目の出産を全面的に認めた2016年こそ出走数は増えたが。効果は長続きせず、5年間で4割超減少した。