バイオ医薬品開発会社アンジェス(本社:大阪市茨木市)は11月9日、カナダのバイオ医薬品会社バソミューン・セラピューティクス(本社:オンタリオ州)と共同開発を進めている新型コロナウイルス治療薬「AV-001」について、米国とカナダ両政府からから助成金を獲得したと発表した。
米国防総省の医療研究プログラム(PRMRP)から最大640万ドル、カナダ政府の新型コロナウイルス治療薬開発支援の一環のプログラム(NRC IRAP)から最大280万カナダ・ドルをそれぞれ受け取る。
開発中の治療薬AV-001は、血管内皮細胞表面に最も多く表現する膜貫通型タンパク質のTie2受容体を標的としたもので、重度の新型コロナウイルス感染患者や急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の治療薬として開発が進められている。