中国「独身の日」アリババ取扱高9兆円超 京東集団も過去最高

中国インターネット通販最大手のアリババ集団は11月12日未明、「独身の日」セール期間中の取扱高が過去最高の5,403億元(約9兆5,600億円)に達したと発表した。同社の2020年の独身の日の取扱高は4,982億元で過去最高を記録したが、今年はさらに8.5%増となり、最高を更新した。ただ、今年はセールの対象期間を10月20日~11月11日に設定し、2020年(11月1日~11日)より12日間延ばした。
中国では政府によるネット企業への統制が強まっている。このため、アリババも恒例となっていた11日未明の取扱高の速報の公表は見送っていた。また、国内外のメディアを本社のある浙江省杭州市に集めて毎年実施していたイベントも、今年は開催を見送り、例年のような派手な演出や発表は控えた。
ネット通販2位の京東集団(JDドットコム)も12日未明にセール期間中の取扱高を発表し、3,491億元(2020年は2,715億元)と過去最高を記録した。