スポーツ庁が毎年行っている体力・運動能力調査の結果、平成の20年間で実年齢よりも「体力年齢」が若い人の割合が50歳代で大幅に増えていることが分かった。今回の調査は平成30年、6歳から79歳のおよそ6万4,000人を対象に行われた。その結果を、20年前の平成10年のデータと比較した。 この結果、55歳から59歳の男性で実年齢より体力年齢がが若い人の割合は、平成10年の30.9%から同30年は52.5%と20ポイント以上増え、半数以上を占めた。同じ年代の女性も36.5%から54.8%へ高まり、半数以上を占めた。これにひきかえ、35歳から39歳の年代では、男性がわずかな伸びにとどまったほか、女性は40.3%から26.8%へと大きく減少した。この背景には、当該世代の女性の就業率が大幅に高まったことがあるとみられる。