健康保険組合連合会(健保連)の調査によると、40~74歳の保険加入者のすべての年齢層で3割以上が「肥満」であることが分かった。2017年度の特定健診受診者401万3,265人の特定健診データを基に、40~74歳の健康状態を腹囲判定と血圧、脂質、血糖、肝機能を調べた。 腹囲判定基準値は、内臓脂肪面積100c㎡以上またはそれ以下でBMI指数25以上、腹囲が男性85cm以上、女性が90cm以上、腹囲が男性85cm、女性90cm以下でBMI指数25以上-が「肥満」、これらに該当しない場合が「非肥満」。 腹囲判定別の全体の割合は「非肥満」が62.7%、「肥満」が37.3%だった。年齢階層別に「肥満」の割合をみると、60~64歳が41.7%で最も高く、次いで65~69歳が41.6%、70~74歳が39.9%の順。最も低かったのは40~44歳の32.9%だった。腹囲判定別の割合を被保険者、被扶養者別にみると、「肥満」の割合は被保険者が全体の40.7%、被扶養者は17.8%で被保険者の割合が圧倒的に高かった。