国立社会保障・人口問題研究所が行った夫婦の家事・育児分担がどこまで進んでいるかを把握する調査によると、いぜんとして妻に大きく偏った現状が明らかになった。家事では妻の平均時間が夫の7倍、育児でも6倍に上った。 具体的にみると料理や掃除などの家事をしている時間は、平日で妻が1日平均4時間23分。これに対し夫はわずか37分で、およそ7倍。休日でも妻の1日平均4時間44分で、夫の1時間6分のおよそ4倍に上る。また、12歳未満の子どもがいる家庭での育児の時間は平日で、妻が1日平均8時間52分で、夫の1時間26分のおよそ6倍。休日でも妻の1日平均11時間20分に対し、夫は5時間22分でおよそ2倍となっている。 この調査は5年に1度実施されていて、2018年7月、結婚している女性6,000人余りから回答を得た。