国立がん研究センターは8月7日、がん患者を治療によってどれくらい救えたかを示す、5年生存率の最新集計で66.1%になると発表した。がんの種類別にみると、最も高いのは前立腺がんで98.6%、乳がん92.5%、子宮体がん82.1%、子宮頸がん75.3%、大腸がん72.9%、胃がん71.6%、膀胱(ぼうこう)がん69.5%となっている。いっぽう、最も低かったのはすい臓がんで9.6%、続いて肝臓がん40%、肺がん40.6%、食道がん44.4%となっている。平成22年までの2年間に全国にあるがんの拠点病院277カ所で治療を受けた、およそ57万人のがん患者のデータを分析した。