訪問介護のヘルパーの半数がハラスメント被害経験
三菱総合研究所が行った介護現場の実態調査によると、訪問介護ヘルパーのおよそ半数が暴力などのハラスメント被害を受けた経験があることが分かった。
被害の内容は、攻撃的な態度や人格の否定など「精神的暴力」が81%と最も多く、物を投げつける「身体的暴力」が42%、不必要な体の接触などの「セクハラ」が37%などとなっている。そして、こうしたハラスメントを受けてヘルパーを辞めたいと思ったことがあるという人がおよそ3割に上った。
調査は、同研究所が厚生労働省の補助金を受けて2月に実施。介護現場で働く1万人余が回答した。