18年の児童虐待被害は最多の1,394人 警察庁
警察庁のまとめによると、2018年の児童虐待事件の摘発が前年比242件増の1,380件、被害に遭った18歳未満の子どもの数は前年比226人増の1,394人だった。摘発件数、子どもの被害者数とも過去最多を更新した。
警察が児童相談所(児相)に虐待の疑いを通告した子どもの数は過去最多の8万252人(確定値)に上った。通告内容では暴言を浴びせるなどの「心理的虐待」が71.6%で、うち6割以上は子どもの前で妻や夫らに暴力を振るったりする「面前DV(ドメスティック・バイオレンス)」だった。身体的虐待は18.5%。摘発件数1,380件のうち79.3%が身体的虐待で、16.4%が性的虐待。
摘発人数は前年比243人増の1,419人。被害者との関係でみると、身体的虐待は実父母が7割以上を占め、性的虐待は養父、継父が計99人で最多だった。