電動車いすの踏切事故急増 今年5件発生し5人死亡
製品評価技術基盤機構(NITE)のまとめによると、電動車いすの踏切事故が増えている。2017年までの9年間に11件発生して6人が亡くなったのに対し、2018年に入って死者が急増し、11月末までにすでに5件の事故が発生し、5人が亡くなっている。この5人はいずれも高齢者。
過去10年の事故を分析すると、「線路の溝にタイヤがはまってしまった」「夜間に踏切の端を走っていて脱輪した」「踏切内でバッテリーが切れて立ち往生した」などの事故が起きている。
電動車いすは足腰が弱くなったお年寄りや障害がある人の移動手段として普及しているが、法律上は歩行者扱いになるため免許は必要ない。