17年「老人福祉・介護事業」倒産111件 6年連続増加
東京商工リサーチのまとめによると、2017年(1~12月)の医療・福祉事業の倒産件数は、前年の226件から10.6%増の250件に上り、6年連続で前年を和回り、介護保険法が施行された2000年以降で最多になった。このうち業種別で最も多かったのが「老人福祉・介護事業」の111件(前年比2.7%増)で全体の件数を押し上げた。
負債総額は364億100万円で、前年の306億4500万円から18.7%増え、2年連続で前年を上回った。全体では、負債1億円未満が212件(構成比84.8%)と8割以上を占め、前年比では18.4%増え、小規模倒産が増勢を示した。