水中の酸素量増やす「微細気泡発生装置」開発 IDEC

水中の酸素量増やす「微細気泡発生装置」開発 IDEC

制御用機器大手のIDECは、「微細気泡発生装置」で大気中の酸素を効率よく水に混ぜて、ビニールハウスの農作物の収穫医療を1割程度増やす技術を開発した。水中の酸素量を通常より6割程度増やし野菜などの早期育成を促す。肥料の投入量を抑制したり栄養価も高めたりできるという。IDECは強みとする制御技術で、農業分野にも事業領域を広げる。ビニール栽培を手掛ける各農家の土壌の状況や日照条件などを考慮して顧客ごとに専用装置を開発する。価格は1000万円からで、ビニールハウスの大きさなどで変わる。モスフードサービスが出資するトマトの生産会社「サングレイス」(静岡県菊川市)と狂堂で実証実験を始めている。