マンモスの血液か ロシアの博物館が北極圏で発見
ロシア東シベリア・サハ共和国の首都ヤクーツクにあるマンモス博物館は、同共和国北部の北極圏の島で今年5月、凍結状態で見つかったマンモスの死骸から、凍っていない血液とみられる液体を採取したと発表した。サハ共和国ではこれまでに永久凍土で多数のマンモスが見つかり、骨髄や赤みを帯びた筋肉片なども採取されているが、凍結していない血液が採取されたとすれば極めて異例のことだ。見つかったのは、歯の状態から50~60歳の雌マンモス。1万~1万5000年前にの死んだとみられるが、肉が赤みを帯びるなど保存状態がよく、約3㍉㍑の血液とみられる黒ずんだ液体も採取した。