エア・ウォーター(本社:大阪市中央区)は11月25日、インド子会社のAir Water India Private Limited(以下、AWインディア社)を通じて、Linde India Limited(以下、Lindeインディア社)がインド南部で営む酸素・窒素・アルゴンの製造・販売・供給に関する事業を譲り受けることについて、11月22日をもって事業譲渡契約書を締結したと発表した。事業譲渡日は12月17日の予定。事業譲受は子会社のAWインディアが行こととし、これに要する必要資金の一部については、AWインディア社が実施する増資を、エア・ウォーターが引き受ける。
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JOLED 有機ELの量産ライン完成 20年中に月間2万枚目指す
有機ELパネル開発のJOLED(ジェイオーレッド、本社:東京都千代田区)は11月25日、能美事業所(石川県能美市)の工場に有機ELディスプレーの量産ラインが完成したと発表した。世界で初めて印刷方式による量産が可能になる。同日からサンプルの試作を始めており、2020年中に月間2万枚の量産出荷を目指す。 有機ELは蒸着による製法が一般的だが、10~32インチの中型ディスプレーの量産は難しかった。そこで、同社は基板に有機EL材料を印刷する方式で克服した。これにより軽量で薄くて曲げることができる有機ELを事業化することになった。医療用モニターや車載ディスプレー向けを予定している。 JOLEDは2015年、ソニーとパナソニック有機ELディスプレーの開発部門を統合して設立。能美事業所はジャパンディスプレイ(JDI)から譲り受け、2018年7月に開設された。
奈良・御所市の弥生時代の遺跡で大規模な水田跡見つかる
奈良県橿原考古学研究所の調査によると、同県御所市の弥生時代の遺跡で大規模な水田の跡が見つかった。この発見で、弥生人に稲作が始まった初期のころから、灌漑施設を完備した大規模な水田を作る技術があったことが裏付けられた。 今回同市の中西遺跡で新たに410区画、約3,500㎡の水田が見つかった。隣の秋津遺跡と合わせると、その広さは4万3,000㎡に上るという。水田の跡はなだらかな傾斜地に直線的に伸びてきていることから、棚田ような形状だったとみられ、田んぼの大きさは約9㎡と当時としては一般的な規模。周りでは灌漑用の畦(あぜ)や水路の跡も見つかり、大きいものでおよそ26cmの当時の人々の足跡も残されていた。
東京・大阪が最先端「スマートシティ」技術発展で先導を確認
東京都と大阪府・大阪市は11月26日、大阪市役所で東京都の小池知事、大阪府の吉村知事、大阪市の松井知事らの出席のもと、「東京・大阪連携会議」を開いた。この中で、最先端の技術を取り入れた「スマートシティ」の実現に向けて、東京と大阪で進めている取り組みが紹介された。そして、東京オリンピック・パラリンピック(2020年)、大阪・関西万博(2025年)の2つのメガイベントを最大限に活かして、先端技術の発展を先導していくことなどを確認した。
アデランス 働きながらがん治療する女性の医療用ウィッグで新商品
毛髪・美容・健康のウェルネス産業のアデランス(本社:東京都新宿区)は11月25日、30~60代女性のがん治療と仕事の両立を支援する医療用ウィッグ「TEAM Rafra(チーム・ラフラ)」の新商品を11月28日より全国のレディスアデランス、アデランス直営の病院内ヘアサロンで新発売すると発表した。乳がん経験者を対象にした調査結果をもとに、VOL-NEXT(ボルネクスト、本社:東京都文京区)と共同で開発した。
豊田通商 インドの中・長距離バスアプリサービス企業に出資
豊田通商(東京本社:東京都港区)は11月25日、インド・グルガオン市を拠点に6都市(デリー首都圏、コルカタ、ハイデラバード、プネー、ムンバイ、チェンナイ)で中・長距離バスアプリサービス「Shuttl(シャトル)」を展開するスタートアップ企業、Super Highway Labs Pvt.Ltd.(以下、スーパーハイウェイラボ社)に、シリーズC資金調達ラウンドで未来創生ファンドとの共同によるリードインベスターとして出資したと発表した。出資額は両社合計で1,800万米ドル、豊田通商としては600万米ドルになる。また、豊田通商は非常勤取締役1名を派遣する。
丸紅 インドRavva油・ガス田鉱区の生産分与契約を10年延長
丸紅(本社:東京都中央区)は11月25日、100%子会社のRavva Oil(Singapore)Pte Ltdを通じて参画しているインド東海岸沖Ravva油・ガス田鉱区の生産分与契約について、10年延長することで合意し、契約に調印したと発表した。これにより、同鉱区の生産分与契約は2029年までとなる。
東芝インフラS 大阪メトロの次世代改札機の実証実験へ参画
東芝インフラシステムズ(本社:川崎市幸区)は11月25日、大阪市高速電気軌道(以下、大阪メトロ)が2019年12月10日~2020年9月30日(予定)まで行う次世代改札機の実証実験に参画すると発表した。同社は大阪メトロ長堀鶴見緑地線のドーム前千代崎駅で顔照合およびQRコード認証用改札機を使用した実証を行う。1機目には顔照合技術を、2機目にはQRコード認証技術を採用した2機の自動改札機を設置する。モニタとして参加する大阪メトロ社員が事前登録したデータにより、顔照合またはQRコード認証で駅改札入退場を行い、その実用性を検証する。
東芝 血液1滴から13種類のがんを99%の精度で検出する技術を開発
東芝(本社:東京都港区)は11月25日、血液中のマイクロRNAを使った簡便で高精度ながん検出技術を開発したと発表した。同社独自の電気化学的なマイクロRNA検出技術を活用することで、すい臓がん、乳がんなど13種類のがんの患者と健常者を2時間以内に99%の精度で網羅的に識別できることを研究開発レベルで確認した。これは同社と東京医科大学および国立がん研究センター研究所の共同研究によるもの。同社では早期の社会実装に向けて、2020年から実証実験を進めていく。
18年も大気中のCO2濃度上昇、WMOが温暖化加速に警鐘
世界気象機関(WMO)は11月25日、2018年に大気中の二酸化炭素(CO2)の世界平均濃度が407.8ppmとなり、前年に続き観測史上最高を更新したと発表した。これは2017年と比べると2.3ppm高く、上昇率は過去10年の平均を上回り、地球温暖化が加速していることを示し、警鐘を鳴らした。