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「新型コロナ禍」による経営破綻45件 25都道府県で発生

東京商工リサーチのまとめによると、4月7日現在、「新型コロナ禍」関連の企業倒産は20件、法的手続き準備中は25件発生し、合わせて45件に達した。都道府県別にみると、最多が東京都の6件、次いで北海道の5件、兵庫県の4件、大阪府・福岡県の各3件などと続き、全国25都道府県に広がっている。
業種別にみると、最多は宿泊業の12件(倒産5件、法的手続き準備中7件)で、以下、飲食業7件(同3件、同4件)、食品製造業6件(同3件、同3件)、インバウンド需要に対応していた業種を主体に軒並み大きな打撃を受け、小規模・零細企業が圧倒的に多い。

新型コロナ禍による世界経済損失は最大4.1兆ドル ADBが試算

アジア開発銀行(ADB)は4月3日、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が与える世界全体の経済損失を最大4兆1,000億ドルと予測し、世界全体のGDPを最大4.8%押し下げるとの試算を発表した。ADBは3月6日に世界全体の経済損失を最大3,470億ドル、GDP比で最大0.4%と予測した試算を発表していた。わずか1カ月余の間に、猛威を振るう新型コロナの感染拡大により、ケタ違いの大幅な下方修正となった。
大幅な下方修正の要因は、世界各国が出入国規制や都市封鎖(ロックダウン)を断行していることで、世界経済に大きな影響が出ているためとしている。ただ、この試算には緊急医療コストなどの要素は考慮していない。

中国・大連で水素燃料電池大型トラックの走行実証 中国初

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国・大連自由貿易試験区で3月25日、●(サンズイに「名」)源科技(大連)の水素燃料電池システムを搭載した大型トラック(最大積載量36トン、最長航続距離800km)の走行実証が開始された。水素燃料電池システムを搭載した大型トラックの走行実証として、中国初の取り組み。
大型トラックは18~36トンの積載が可能な水素燃料電池を搭載しており、●源科技(大連)、新源動力、東風汽車の3社で共同開発された。

キリンHD ベトナムのコーヒー農園の将来にわたる質向上を支援

キリンホールディングス(本社:東京都中野区)は4月7日、ベトナムのコーヒー農園のレインフォレスト・アライアンス認証取得を支援する取り組みを4月より本格的に開始したと発表した。これは持続可能性を高め、将来にわたり良質なコーヒー原料を安定的に使用していくための取り組みの一環。
同社は2013年よりスリランカの紅茶農園で同様の取り組みを継続しているが、今年からベトナムのコーヒー農園へ活動の範囲を拡大させる。まずベトナムの400軒のコーヒー小農園農家を対象に支援を開始し、将来的にはコーヒー農園のある地域の水リスクに関する支援も検討していく。

持田製薬 EPA製剤のベトナム販売でMeiji Seikaファルマと提携

持田製薬(本社:東京都新宿区)は4月6日、高脂血症や動脈硬化を改善する高純度イコサペント酸(EPA)製剤「エパデールS」のベトナムにおける販売で、明治ホールディングス傘下の製薬子会社Meiji Seikaファルマ(本社:東京都中央区、以下、Meiji)と契約を締結したと発表した。
これにより、持田製薬はMeijiがベトナムでエパデールSを開発し販売するための独占的権利を許諾する。Meijiはベトナムにおける提携パートナー、Thien Thao Joint Stock Company(所在地:ハノイ市)によるエパデールSの販売承認取得と販売を推進する。両社が同薬品の海外販売で提携するのは、タイに続く2カ国目。

新型コロナの死者世界で8万人超す 感染者は140万人超え

米国ジョンズ・ホプキンス大のまとめによると、世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症による死者が4月7日、世界全体で8万人を超えた。感染者も140万人を超えた。死者は3月20日に初めて1万人を超え、25日に2万人を上回ってからは2~3日ごとに1万人以上増える状態が続いており、4月6日に7万人を上回ったばかりだった。
死者が最も多いのはイタリアで1万7,127人。次いでスペインの1万3,798人、米国の1万2,000人超と続いている。この上位3カ国で世界全体の死者の5割強を占めている。

日本 過去最大108兆円の緊急経済対策を閣議決定

日本政府は4月7日、緊急支援およびポストコロナのV字回復を見込んだ2段階の緊急経済対策と、2020年度補正予算案を臨時閣議決定した。財政支出は39.5兆円程度、事業規模は国内総生産(GDP)の約2割にあたる108.2兆円程度で過去最大となる。
これにより、5月にも世帯主の収入が減った低所得世帯などに1世帯あたり30万円を給付し、児童手当の受給世帯には子ども1人あたり1万円の臨時給付金を支給する。収入が半分以下に減少した中堅・中小企業に最大200万円、個人事業主に最大100万円を支給し、税金や社会保険料の納付をい1年間猶予する。担保や延滞料、延滞税は免除する。

インドネシア 20年度から法人税を22%に引き下げ コロナで前倒し

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、インドネシア政府は3月31日、法律代行政令2020年第1号を即日施行し、これまで25%だった法人税を2020年から22%に引き下げた。さらに今後2022年に税率を20%まで引き下げる。
法人税の引き下げを含む税制改革は、第2期ジョコ・ウィドド政権の目玉政策の一つ。原案では2021年から実施される予定だったが、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い景気減速が見込まれることから1年前倒しして導入されることになった。これにより、日系企業を含む在インドネシア企業には、2020年の課税年度から引き下げ後の法人税が適用される見込み。
また、同政令では従来、国内総生産(GDP)の3%までとしていた年間の政府債務の上限を、最長3年間にわたり緩和することも決めた。これにより、一時的に大規模な予算措置などを可能にする。

中国・武漢の封鎖2カ月半ぶりに解除 外出制限措置は継続

中国湖北省武漢市の封鎖措置が4月8日、2カ月半ぶりに解除された。武漢市では、新型コロナウイルスの感染が急拡大したことを受けて、1月23日にバスや地下鉄などすべての公共交通機関の運行を停止するとともに駅や空港を閉鎖し、都市の封鎖措置が取られていた。鉄道や飛行機の便が再開された。ただ、武漢市内では通勤以外は不要不急の外出をしないよう市民に求めており、外出を制限する措置は完全には解除されていない。
武漢市は新型コロナウイルスの急拡大で一時、”医療崩壊”の状態に陥り、4月7日までに5万人を超える感染者が確認され、2,571人が死亡したと発表されている。なお、武漢の感染者の統計には無症状の感染者は含まれていないほか、感染が確認されないまま死亡した人もいたと指摘されている。

JSSJ・ミズノなど「空飛ぶクルマ」の乗員用座席を共同開発

ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン(本社:東京都品川区、以下、JSSJ)、ミズノ(本社:大阪市住之江区)と有志団体CARTIVATOR、SkyDrive(本社:東京都新宿区)の4者は4月7日、2023年の実用化を目指してCARTIVATOR、SkyDriveの両者が開発を進める「空飛ぶクルマ」の乗員用座席の共同開発を進め、性能確認試験を開始したと発表した。
自動車安全分野のグローバルリーダーであるJSSJと、スポーツ用品メーカー、ミズノのシューズのソール部分の基幹機能として用いる独自の波型プレート「ミズノウエーブ」の技術を応用し、4者で軽量高性能な「衝撃緩衝装置が内蔵されたシート」の開発を進める。