山九(本社:東京都中央区)は1月28日、2022年4月にマレーシア・ジョホール州で海外初となる人材育成センター「SANKYU TECHNICAL ACADEMY」を開設すると発表した。同社の海外現地法人社員を対象に、機械整備研修など34講座を計画。年間延べ約3,000人の研修を受け入れる予定。同センターは実習場を備えた研修棟や事務所棟、宿泊棟を備えている。
将来に向けた高度な技術・技能を有する人材の確保並びに、日本を含めた世界で活躍できるグローバルな技術・技能集団の育成が目的。
social のすべての投稿
ベトナム 20年貿易黒字幅199.5億㌦で過去最高 輸出入とも増加
ベトナム税関総局のまとめによると、2020年の輸出は前年比7.0%増の2,826億5,498万ドル、輸入は同3.7%増の2,627億63万ドルだった。この結果、貿易収支は199億5,435万ドルと5年連続黒字となり、前年記録した過去最高の黒字幅をさらに上回った。
主要国・地域別では、輸出相手先1位が米国で同25.7%増の770億7,732万ドル、2位が中国で同18.0%増の489億516万ドル、3位が日本で同5.2%減の192億8,396万ドルだった。輸入相手先は1位が中国で同11.5%増の841億8,685万ドル、2位が韓国で同0.3%減の468億9,544万ドル、3位が日本で同4.1%増の203億4,138万ドルとなった。
主要品目別にみると、輸出では1位が電話機・同部品で同0.4%減の511億8,393万ドル、2位はコンピュータ電子製品・同部品で24.1%増の445億7,639万ドル、3位は縫製品で9.2%減の298億980万ドルとなった。輸入では1位がコンピュータ電子製品・同部品で24.6%増の639億7,112万ドル、2位が機械設備・同部品で1.4%増の372億5,141万ドル、3位が電話機・同部品で13.9%増の166億4,532万ドルだった。
映画館の入場者半減 興収1,432億8,500万円で00年以降で最低
日本映画製作者連盟は1月27日、2020年の全国映画概況を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、映画館への入場人員数は前年比54.5%の1億613万7,000人と落ち込み、統計を取り始めた1955年以降最低だった、
年間興行収入は1,432億8,500万円で、現行方式での発表となった2000年以降で最低。このうち邦画は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の大ヒットもあり1092億7,600万円と前年の76.9%にとどまったが、洋画は340億900万円と前年のわずか28.6%にとどまり、大幅に減少した。
タイ日通 国内輸送サービスの医薬品のGDP認証を取得
日本通運は1月27日、タイ日本通運(以下、タイ日通)が2020年12月22日を発効日として、航空貨物フォワーディングと連携したタイ国内輸送サービスの提供に関する医薬品の適正流通基準、GDP(Good Distribution Practice)の認証を取得したと発表した。
これによりタイ日通は、まず日系の医薬品販売会社に対して輸入フォワーディング、配送の拡販を行い、すでにGDP認証取得しているグループ各社と連携し、非日系企業に対する拡販を進めていく。将来的には業容拡大に向けて、保管サービスについての認証取得も検討していく。
近年タイ医薬品市場は年間5%前後の成長を示しており、医薬品市場全体のうち輸入医薬品は約57%を占めている。
住友商事 シンガポールの建機販売・レンタル会社を買収
住友商事(本社:東京都千代田区)は1月27日、東南アジアで建設機械の販売・レンタル事業を手掛けるシンガポールのエバーアジアの株式を100%取得し、完全子会社化したと発表した。買収額は非公表。
エバーアジアは1999年設立。シンガポールやマレーシア、インドネシア、タイなど東南アジア7カ国の16拠点を通じ建設機械の販売代理業やレンタル事業を展開している。
アイリスオーヤマとソフトバンク ロボット会社を共同設立
アイリスオーヤマ(本社:宮城県仙台市)とソフトバンクロボティクスグループ(本社:東京都港区)は1月27日、ロボットの開発、販売を手掛ける共同出資会社「アイリスロボティクス」を2月1日に設立すると発表した。
広範囲の販売ネットワークを通じて様々な業界の知見を持つアイリスオーヤマと、AIロボットOS分野で高い技術力を持つソフトバンクロボティクスグループが提携することで、法人向けサービス・ロボット分野での市場創造を目指す。
20年の平均有効求人倍率1.18倍へ0.42㌽急落 45年ぶりの大きさ
厚生労働省のまとめによると、2020年平均の有効求人倍率は1.18倍で、前年比0.42ポイント低下した。低下幅は第1次オイルショック後の1975年(0.59ポイント)以来45年ぶりの大きさとなる。新型コロナ禍で企業業績が悪化、求人数が落ち込む一方で、解雇や雇い止めが増え、求職者が増えている。
一方、総務省のまとめによる労働力調査によると、20年平均の完全失業率は0.4ポイント上昇の2.8%。完全失業者数は29万人増の191万人で、ともに11年ぶりに悪化した。休業者数も比較可能な68年以降で最多の256万人だった。
トヨタ 20年世界販売で5年ぶり首位奪還 VW抜く 日産連合3位
トヨタグループ(トヨタ自動車、ダイハツ工業、日野自動車含む)の2020年の世界販売台数は、前年比11.3%減の952万8,438台だった。2019年に世界首位だったドイツのフォルクスワーゲン(VW)の930万5,400台(前年比15.2%減)を抜いて、2015年以来5年ぶりに首位となった。2020年2月に持ち分法適用会社となったSUBARU(スバル)を含めると1,040万台となる。世界の2大市場の米国・中国での販売が好調だった。
世界3位は前年と同じく日産自動車とフランスのルノー、三菱自動車の企業連合で779万8,919台(同23.2%減)だった。
日本製鉄 中国・広州市のブリキ生産合弁PATIN社から撤退
日本製鉄は1月27日、中国広東省広州市の合弁会社、広州馬口鐵有限公司(以下、PATIN社)の出資持分25%を、2020年12月末をもって、パートナーの中国企業、広州高新区投資集団有限公司に譲渡し、この事業から撤退したと発表した。
PATIN社が操業してきた広州市黄埔区地域が、近年目覚ましい経済発展を遂げ、今後の都市開発計画により周辺環境が大きく変貌する見通しとなっていることを踏まえ、今回の判断に至った。
日産自 30年代早期に日米欧中ですべての新型車を電動化
日産自動車(本社:横浜市西区)は1月27日、2030年代の早期に主要市場の日米欧中で発売するすべての新型車を電気自動車(EV)などの電動車にすると発表した。世界的な脱炭素の流れを受け、経営再建に向けて注力する電動化の方針を加速させる。