JR東日本は11月10日、新幹線の自動運転の実現に必要な技術の蓄積と検証を行うため、E7系車両(1編成・12両)を使用し、上越新幹線で回送列車の自動運転の試験を行うと発表した。試験走行区間は新潟駅-新潟新幹線車両センター間(約5km)で、2021年10~11月ごろに実施する。
また、同時期にこの試験環境を利用して、ローカル5Gの試験を行い、鉄道への活用の可能性を検証する。
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KDDI 12/1からスマートグラス販売 5Gスマホでリッチな映像体験を
KDDI(本社:東京都千代田区)は11月10日、5Gの新たな体験価値に創出を目的とし、Nreal Ltd.(エンリアル、本社:中国・北京市)と共同で開発したスマートグラス「NrealLight(エンリアルライト)」を12月1日から発売すると発表した。
エンリアルライトは、軽量かつコンパクトなデザインを特徴とし、5Gスマートフォンに接続するだけで、手軽に5GとXR技術を組み合わせたリッチな映像体験が可能になる。
イオン 西ジャワ州ボゴール県にインドネシア3号店オープン
イオンインドネシアは11月10日、インドネシア西ジャワ州ボゴール県に総合スーパー「イオン セントゥールシティ店」をオープンした。10月28日に一部先行オープンしたイオンモールの核店舗で、同国内で3店舗目。
新型コロナウイルス感染防止のため、広いイートインスペースには透明アクリル板を設置するなど、コロナで変化した店舗内の設(しつら)えの変化や配慮も見える。また、商品の配達サービスも導入している。
ホンダ 自動運転「レベル3」搭載車20年度中発売へ 世界初認可
ホンダ(本社:東京都港区)は11月11日、「レベル3」の自動運転の機能を搭載した高級乗用車「レジェンド」を2020年度内に国内で発売すると発表した。国土交通省よりレベル3に求められる型式指定を取得した。レベル3の車の実用化を国が承認したのは世界で初めて。これにより高速道路渋滞時など一定の条件下で、システムがドライバーに代わって運転操作を行うことが可能となる。
RCEP インド抜き15カ国で合意 11/15にも首脳会合で署名へ
日本、中国、韓国やASEAN諸国などが参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉は、インドを除く15カ国での合意で決着、11月15日の首脳会合で署名する見通しとなった。ASEAN首脳会合と関連会合の議長国を務めるベトナムのグエン・クオック・ズン外務次官が明らかにした。
にほんはこれまでインドを含む16カ国での妥結をめざしてきた。しかし、インドは安価な中国製品の流入を警戒し、交渉から事実上離脱していた。
ACSLとVFR 社会実装が可能なドローン物流用機体の共同開発へ
自律制御システム研究所(本社:東京都江戸川区)と、VFR(本社:東京都品川区)は11月10日、国内で本格的に社会実装が可能なドローン物流用機体の共同開発に着手したと発表した。
経済産業省が公開する「空の産業革命に向けたロードマップ」によると、2022年度には都市部での目視外飛行(レベル4)を実現し、物流分野で都市を含む地域における荷物配送サービスの開始を目指すことが示されている。
両社の知見や技術的な強みを掛け合わせることで、ドローン物流の現場で活躍できる水準の機能・性能に最適化されたドローンを早期に開発することを目指す。
JOIN シナルマスランドとインフラ案件推進へプラットフォーム
海外交通・都市開発事業支援機構(以下、JOIN)(所在地:東京都千代田区)およびシンガポールのSinarumas Land Limited(以下、シナルマスランド)は11月9日、主にインドネシアにおける具体的なインフラ案件の共同開発・形成を推進するためのプラットフォームとして、シンガポール法人JOIN SML Investment Partners Pte.Ltd.(以下、JSIP)を共同設立することで合意し、合弁契約を締結したと発表した。JOINは、JSIPの活動を通じて日本企業による海外の交通・都市開発事業への参画を支援する。
JOINは日本企業の海外インフラ事業参入を支援する官民ファンド。シナルマスランドはシンガポールに本社を置き、インドネシア、マレーシア、中国、オーストラリア、イギリスで投資・運営を行う不動産デベロッパーであり、保有不動産と時価総額でインドネシア最大の実績を持つ。
中国「独身の日」アリババGの取引額約7兆9,000億円
中国の「独身の日」と呼ばれる11月11日、インターネット通販各社による恒例の大規模な値引きセールが行われた。今年は通販各社が、顧客からの注文が集中するのを避けるため、11月1日から前倒しでセールを行ったことで、取引額は大幅に増えた。
最大手アリババは11日間の取引額が4,982億人民元、日本円でおよそ7兆9,000億円に達したと発表した。昨年の取引額は4兆円余だった。このほか、業界2位の京東も11日間の取引額がおよそ4兆3,000億円に上ったと発表した。
ブックオフG KL郊外のラワンにマレーシア6号店オープン
ブックオフグループのマレーシア法人BOK MARKETING SDN.BHD.は11月9日、首都クアラルンプール(KL)北郊外のRawang(ラワン)にリユース店舗「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)、以下、JJJ」の6号店を11月2日にオープンしたと発表した。
2016年11月に同国1号店をオープン以来、年2店舗のペースで出店を続け、今回6店舗目となった。6店舗合わせ延べ3,000坪以上の売場面積、100万点以上の商品を常時陳列する規模となった。2~3年後の10店舗体制を目指している。
東芝 石炭火力の新規受注・建設から撤退 再生エネに経営資源集中
東芝が石炭火力発電所の新規受注・建設から撤退することが分かった。世界的な環境規制の高まり、低炭素・脱炭素社会への取り組み強化の動きを受けたもの。二酸化炭素(CO2)を多く排出する石炭火力発電所の計画見直しを含め需要・案件は減少している。
今後は再生可能エネルギー分野に経営資源を集中し、2022年度までに1,600億円程度を投入する。再生可能エネルギー事業の売上高は30年度に6,500億円を見込む。ちなみに19年度は太陽光発電設備の供給などで1,900億円だった。
東芝の石炭火力発電設備の世界シェアは11%(中国を除く)と高い。今後は関わった石炭火力発電関連部品の供給は続け、国内外での受注済みの発電所は完成させる。