大戸屋 20年までに上海にFC50店 他都市にも出店へ

大戸屋 20年までに上海にFC50店 他都市にも出店へ

定食屋「大戸屋」を展開する大戸屋ホールディングス(HD)は、中国・上海市に2020年までに50店のフランチャイズチェーン(FC)店を開業する。日本でなじみのある定食メニューのほか、現地で需要が伸びている焼き鳥や刺し身などつまみ系のメニューを充実させる。
上海でも和食人気は根強く、中国の他都市にも出店する計画だ。上海市中心部の商業施設にこのほど、中国本土のFC1号店を開いた。14年3月に中国本土のエリアFC契約を結んだ、ファミリーマートの子会社である全家便利商店(台湾ファミリーマート、台北市)が同社の100%出資子会社を通じて運営する。
大戸屋HDは現在、台湾で台湾ファミマによるFC店を23店、上海市内で直営1店を運営する。台湾ファミマによる中国本土への出店は初めて。いずれ上海市内の直営店もFC店に切り替える。メニューは日本でも人気のホッケや鯖(さば)などの焼き魚や、豚カツを使った定食などが中心。価格は焼き鳥を販売する。1号店は1600円程度、2号店は1400円程度の見通し。