夏の全国高校野球、近畿勢の対決となった準決勝の第1試合は、大阪の履正社高校が兵庫の明石商業を7対1で退け、初の決勝進出を決めた。試合前は両校の戦力が拮抗、接戦を予想する向きもあったが、打力に勝る履正社が試合の主導権を握り、5試合連続の2ケタ安打となる13本のヒットを打ち、7点を挙げた。また、投手陣も健闘、今大会初先発した2年生の岩崎投手が、球威のあるストレートを軸に10個の三振を奪う好投で、粘りの明石商業打線を封じた。決勝戦は8月22日、準決勝の第2試合で中京学院大中京(岐阜)を9対0で下した、今大会屈指の好投手、奥川投手を擁する星稜(石川)と激突する。