4月近畿マンション販売2.7%減 4カ月ぶり前年下回る

4月近畿マンション販売2.7%減 4カ月ぶり前年下回る

不動産経済研究所が5月18日発表した近畿2府4県の4月のマンション発売戸数は前年同月比2.7%減の1189戸で、4カ月ぶりに前年を下回った。1平方㍍当たりの価格が11.2%上昇し、購入が控えられるとの予想から業者が販売戸数を絞ったとみられる。単価上昇の背景には、人手不足による人件費の高騰がある。
一方、近畿全体の契約率は74.2%と好調を維持しており、担当者は「消費者の購入意欲は落ち込んでいない」と分析している。地域別の発売戸数は、大阪市が3.3%増の407戸、神戸市が81.3%増の243戸、京都市が87.9%減の43戸だった。