富士山が国内17件目の世界文化遺産へ 鎌倉は外れる

富士山が国内17件目の世界文化遺産へ 鎌倉は外れる
政府は4月30日、世界文化遺産への登録を目指す「富士山」(山梨県、静岡県)について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から登録を求める勧告が出たと発表した。構成資産の一つ、三保松原(静岡市)の除外が条件。ユネスコが6月にカンボジアで開く世界遺産委員会が最終決定する。登録されれば国内で17件目の世界遺産になる。
 しかし、政府が同様に推薦していた「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)は、ユネスコから不登録が適当との勧告を受け、登録は難しい情勢となった。鎌倉は茶や禅などの武家文化を生み出したとして推薦されていた。