奈良の円墳「富雄丸山古墳」は国内最大規模
奈良市がレーザーによる詳細な測量を行った結果、同市の円墳と呼ばれる古墳、「富雄丸山古墳」は直径が110㍍前後と円墳としては国内最大規模だったことが分かった。同古墳は石製の玉や銅の腕輪などが多数出土している4世紀後半に造られた大型の円墳で、昭和47年の調査で直径86㍍とされてきた。
今回、同市が5月から8月にかけて、上空からレーザーを当てて地形を詳細に計測したところ、直径がこれまで考えられていたよりも20㍍余り大きい110㍍前後であることが判明した。
これまで国内の円墳としては、埼玉県行田市の「丸墓山古墳」が直径105㍍で最大とされてきた。