日銀 近畿の景気判断を6四半期ぶり引き上げ

日銀  近畿の景気判断を6四半期ぶり引き上げ

日銀は4月13日、全国の景気情勢をまとめた4月の地域経済報告を公表した。全9地域のうち近畿、東海、北陸の3地域の景気判断を引き上げ、6地域は据え置いた。近畿2府4県の景気について「回復している」と報告し、前回(1月)の判断を引き上げた。円安を背景に輸出が堅調で、生産も全体的に増加したため。判断の上方修正は2013年10月以来6四半期ぶり。

項目別では、輸出を「一段と増加している」に、生産を「増加している」にそれぞれ上方修正。雇用情勢も「一段と改善している」に引き上げた。個人消費は判断を据え置いた。ただ、消費増税の影響で苦戦していたスーパーが底打ちしつつあるとした。